介護の仕事とは
こんにちは。介護美容 雫の三浦智恵美です。
介護福祉士、ケアビューティストをしております。
今日は私が介護士をしてきて感じること、介護士としてのやりがいをお話ししようと思います。
介護の仕事とは
看護助手、介護士として働いて10年がたとうとしています。
その間たくさんの患者様、利用者様との出会いと別れがありました。辛いこと、悲しいこともたくさんありましたが色んな経験をしていく中で介護職のやりがいというものを感じて今まで続けてきました。
介護職のイメージというと、あまり良くないのかもしれません。よく3Kという言葉で表現されますね。
3Kとは 『きつい・汚い・危険』 という3つの言葉のことです。
実際に私も働いていて、どれも感じていることではあります。
これらの問題は、介護職員が増えればある程度解消される部分もあると思います。
いくつかの介護施設で働きましたが、やはり少ない人数で回しているところは体力的にきついし、細かいところまで手が回らず清潔に保てなかったり、本当は二人介助が必要なところを一人でしていて危険だったりしています。
介護職員が増えるには、やはり賃上げが必須だと思います。
介護の仕事は好きでやりがいを感じていても、給料が低いといった理由で辞めてしまう人もいます。
私が介護美容を学ぼうと思ったきっかけの一つでもあります。
介護の仕事が素晴らしくてやりがいのある仕事だと思えるように、政府にはこれまで以上によりよい政策をしていただけることを切に望みます。
介護職のやりがい
身体介護は介護の仕事で1番大事だと思います。介護度は人によって様々ですが
- 手を少し引いてあげるだけで、自分でトイレに行ける。
- 身体を支えて立たせてあげることで、トイレに座ることが出来る。
- ベットでオムツを交換してあげることで、清潔を保つことが出来る。
- お皿を少し持ってあげることで、自分で食べることが出来る。
- スプーンを持つ手を支えてあげると、自分で食べることが出来る。
- 自分では食べれないけれど、介助してあげることで食事を摂ることが出来る。
- 頭と背中を洗ってあげると、他のことは自分で出来る。
- 体にクリームを塗ってあげることで乾燥を防ぐことが出来、気持ち良く過ごすことが出来る。
- 自分では入浴できず、機械浴だけど介助してあげることで清潔を保つことが出来る。
全ての自分の行為がその方のためになり、助けになる。その想いで仕事をしてきました。
こうやって上げていくと、全て〜してあげるという表現になっていて上からだと感じる方もいるかもしれませんが、私が介護士を続けてこれたのは、やっぱり自分が利用者様にとって役に立っているという想いからでした。
アパレルでデザインの仕事をしていた時は、買っていただいた方と直接関わることはありませんでした。
介護の仕事は、直接相手と触れ合い密に関わる仕事です。
中にはどうしても分かり合えない方もいらっしゃいましたが、こちらが本当に真摯に向き合って関わっていくと、認知症の方や介護を受けることに抵抗を感じている方とも気持ちが通じ合ったり、いい関係を築くことが出来ます。
最初は無愛想だったり距離を感じていた方も、だんだんと心を開いてくれていって、その瞬間ってわかるんです。
この仕事をしていて良かったと思える瞬間です。
1番大事なのは、相手のことを敬う気持ちだと思います。
いくら、こちらが介助しているといっても、人生の先輩として敬う気持ちを忘れてしまうといい関係を築くことはできないと思います。
付き合いが長くなり、孫や子供のように思ってくれたとしてもこの気持ちは忘れないようにしたいと思っています。
新たな3K
今回、この記事を書くにあたって調べ物をしていて知ったのですが、新たな3Kというものが注目されているようです。
好奇心 クリエイティブ クリーン の3つです。
次回は新たな3Kについてと、身体介護以外での介護の仕事についてを書こうと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。